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●8歳
ここまで詳しく書けたと自分なりに思ってますが、ここからは断片的になっていきます。
全てに靄がかかり、はっきりとした記憶がないんです。
完全な拒絶反応。
地元の病名では信用ならない為、大学病院に行った。
診察室に入ると沢山の大人がいた。
研修生らしい。
圧迫感があり凄く怖かったのを覚えてる。
苦痛な時間だった。
2度、大学病院に通い、鶴岡の皮膚科を紹介された。
大学病院の後か前かは分からないが、
尾花沢の心療内科を学校の校長だかに薦められ、
通った。
色んな絵を描いたのを覚えてる。
この病院は苦痛ではなかった。
しかし10回も通わない内に、祖父の権限により心療内科には行かなくなった。
周りの目が気になったのか、すぐに結果が出なかったのが気に入らなかったのか。
今思えば、あの時ちゃんと通っていれば、
今苦しまなくて良かったんじゃないかと、
家族(祖父)を恨む事もある。
紹介された鶴岡の皮膚科に通う様になった。
色々な治療をした。
写真を撮られたりもした。
いつも祖父に送り迎えをしてもらうが
もうこの位になると、
お金を預けられ、1人で診察受ける様になる。
また1人。
独りっ子の時みたいだ。
高校になってから、
円形脱毛の原因は
弟だと薄々気付き始める。
弟は、
未熟児のせいもあり、発達障害を持っている。
家族は弟に付きっきり。
私を見てくれない生活。
弟が中心の家庭。
『お姉ちゃんなんだから』
『○○(弟)が悪い訳ないでしょ、ちゃんとしないあんたが悪いの』
『しっかりしなさい』
独りっ子だった私には、全否定されてる気分になった。
お姉ちゃんになる喜びよりも、責任感が膨らみ、
家族に甘える事はなくなった。
弟が出来てから、親と手を繋いだ事すらない。
甘える事を忘れてしまった。
でも弟を憎く思った事はない。
可愛い大切な弟。
その当時、
私は楽しい事なんてあっただろうか?
さっぱり記憶がない。
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