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「おおッス、結希~!」 「おっはよ~、桜ノ宮く~ん」 二種の声が近付いてきた。二つともよく知った声で見なくてもわかる。 「おはよ、大地、神楽」 「おはよう、大地くん、神楽さん」 「詩姫さんに挨拶されるなんて……! くうぅぅぅぅっ、朝からサイコーですっ!」 「煩いよ、東くん……。 桜咲先輩、おはようございます」 見た通り聞いた通り女好きそうなこの若干チャラけたバカが東大地(アズマダイチ)。別の読み方をすると東大寺になるがそこは気にしない。 そして、この元気ハツラツなのが八重神楽(ヤエカグラ)。特徴は茶髪……というか、ほとんどオレンジ色に近い髪と同じ色の目……美少女。 この二人は小学校からの腐れ縁……幼なじみであることを示しておく。
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