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「神楽~、恐いよ~、これだけであそこまで妄想出来る大地が恐いよ~」
振り返りながらわざとらしく神楽に言う。
「は~い、よしよし~」
きっちり乗ってくれる神楽は正直、ありがたい。
よし、それじゃ。
「体育館行くか」
「桜ノ宮くんに続きます! あと、もう少し演技に乗って、抱き付いてきて欲しかったです」
「冗談はよせって、お前に抱き付きたいファンの皆様に俺を殺させる気か、お前は。俺、まだ死にたくないから勘弁」
「別に冗談じゃないですよー?」
「まあ、今は馬鹿も五月蝿いことですし、急ぎましょう」
晶に促され、俺達は体育館へと歩を進めた。
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