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『中等部から上がってきた皆さん、入学してきた皆さん。高等部に入学おめでとう。 全く遊ばずにとは言いませんが勉強もしっかりして楽しく高校生ライフを堪能しましょう♪』 詩姫姉は再度軽くお辞儀し、生徒全員を見回した。 俺がいる辺りを見た瞬間に視線が強まった気がするが……気のせいだよな? 『以上、生徒会長の生徒会挨拶でした』 司会役の教師の言葉を聞いてから詩姫姉は再び舞台脇へと歩いていった。 てきぱきとしなきゃならないことを単純に消化させていけば、もう少しはやく終わると思うんだけどな。 『続いて、入学者代表挨拶』 そんなのまであるのかよ……。 はやく、家に帰らせろ。眠い……。
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