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……いや、ここからは何も覚えていない。正確に言うと式が終わり、大地らに起こされるまで、だ。 記憶の最後のほうでマイクのところに誰かが出てきてたと思うが全くと言っていいほど覚えていない。 俺、ああいうの聞いてるのもめんどくさいんだよね。 「私の名は榊原籐乃。お前達一年A組の担任だ。担当教科は英語。サボるなよ」 「せんせーい、ふじのんって呼んでいいっすか?」 「東……だったか? 授業態度などがその度に引かれるのを覚悟出来るんならな」 「了解でーす。ふじのん先生」 ある意味あいつ、すげーよな。ある意味限定で。
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