プロローグ

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…チュンチュンチュン 小鳥の朝のさえずりと、朝日の光が部屋いっぱいに差し込む 私はゆっくりと体を起こした 「わっ、私ったら…、朝っぱらからなんて夢みてんのよ…」 う゛~っ!と唸りながら枕を拾い上げて顔を埋めて考え込む 毎晩毎晩、私ときたら…。 そっ!そりゃあ、今までにも英二との夢を見たことが無いって言ったら嘘になるけど… 今まで見た夢を思い返すだけで顔が熱くなる 「あーっ、もうっ!昨日あんなこと言っちゃったから余計恥ずかしいじゃない!……顔洗ってこよっ!」 机の上からリボンを持ち、私は部屋を出て洗面所に向かいながら、昨日のことを思いかえしてみた
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