プロローグ

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英二が退院した日の帰り道 「ねぇ、英二っ!」 「んっ?」 私は突然そう言うと、英二の手を離して前へ向かって駆け出した そして数メートル程に距離をとると、突然ピタッと止まり、クルッと振り返って笑顔で言った 「英二…。大好きだよっ!」 …… … 思い出しきった瞬間、顔を洗っていた手の動きがピタリと止まった そしてみるみるうちに顔が赤くなっていくのが自分でもわかった
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