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「ここは?」
ウォアは何かに引かれるように走り出した。
息を切らし立ち止まったその家は…
「ウォア!? ウォアなの!?」
小さな犬小屋は変わらない…。
そこにはちょっぴり大きくなった純白の犬が自分の名を呼んだ。
「ニイニ…やっぱり君の町だったんだぁ」
ウォアは崩れるようにニイニに寄りかかる。
「ウォア、どうしたの!? こんなに傷だらけで…こんなに汚れて…ウォア?」
ウォアは眠っていた…本当にやすらいだ笑顔で…。
ニイニはそんなウォアが嬉しくて彼の頬をペロリとなめた。
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