偽りの愛~愛のないSEX~

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「だめだょ…もぅ無理… ジュリ…ジュリ…我慢できなぃ…」 ジュリは、ギリギリで止める。 その我慢してる顔… たまんない(笑) 「だぁめ。まだ、だめ。 ねぇゆうや、ジュリのこと好き?」 「あぁ…好きだよ…」 返ってくる言葉はわかってる。 うそつき… 心の中でつぶやいた。 口だけ。所詮、みんな口だけ。 嫌になったら逃げていく。 あたしは、ここに居るのに… やぁめた! 「帰る。」 「おぃ、ジュリどうしたんだよ?また帰っちゃうの?」 ゆうやとはキス止まり。 付き合ってるつもりはない。 ただ、暇つぶし… ひとりぼっちには、なりたくないから… どんなに嫌な態度をとっても ジュリから離れていかない。 ゆうやは、犬みたいな目でジュリに聞いてきた。 「ジュリ、今日はどこか行くの?」 「わかんない。なんで?」 興味があるものにしか動かない。 嫌なら、離れていけばいい。 この二年、ジュリに他の男といようが、何しようがゆうやだけは離れていかなかった。 とくに惹かれるとこはないが、らくなやつだ。 だから一緒にいるだけ。 ~♪♪♪ 「はぃ?」 いつものダルそうな声で携帯に出た。 「ジュリ?まきだけど今日クラブ行かない(^O^)?」 「ぅーん、いいよ。じゃあ今夜ね」 プープー… 「ジュリ…」 「なに?あっ。今日、まきなんかとクラブでワイワイしてくるかも…」 つねに、「かも」とつける。ジュリは、都合よく転がりたいだけ。 予定は未定だ。 「じゃ、またね。」 昨日、ゆうやに買ってもらったヒールの高いサンダルをはき 家からでた。 ガチャ .
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