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――――朝。
「くぅー!おはようございます!ビビさん!」
「あら♥
おはよう。アルシェちゃん」
「昨日、ビビさんから借りた魔導書、凄く良かったです!」
「でしょ?
私のオススメを気に入ってもらえて良かったわ~♪」
ここは『ジュエルステイジ』通称『水の都』という都にあるホテル。
そこにカケル達はアクババ達との激戦を終え、2日程滞在していた。
「でも、シドさんがこんな良いホテルに泊めてくれるなんて思ってもいませんでしたよ!」
アルシェはそう言いながらビビの隣へ。
ちなみに今、アルシェとビビが居るのはホテルのフロント。
フロントにいる男性達は、ビビの美しさに釘付けになっており、少々目立っていたが、アルシェは気にせず隣に座る。
「そうね。
でも甘えましょ。
何せ“勇者”なんですもの」
「はい。感謝しなければいけませんね!」
そんなアルシェの発言にビビは、ふふっと笑った。
「ホント、アルシェちゃんの心はキレイね~♪
いいわ~♪」
ビビはそう言うと、異世界にある目覚めのコーヒーを一口すすった。
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