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その上、彼女も『神獣憑き』で『神具:イヤリング』の適合者。
能力は『空気(気体)操作』
魔導士としても優秀で、『魔女』の称号も持っている、ちょっぴり(?)危険な魔女っ娘。
『神獣憑き』だった父親に故郷を滅ぼされる辛い過去を持っているが、
妹と「生きる」約束をしたため、カケル達の仲間となる。
そんな、カケル達は2日前、アクババという水の最上級錬金術師との激戦の末、カケル、ギンが負傷。
(ビビは無傷だぜ!)
その為、今、休養を取ってる訳だ。
しかし、カケルもギンもアルシェの治療のおかげもあり、ほぼ全快。
つーか枕投げをエキサイティングする程に元気。
「それで………シドさんはどうしたんですか?」
アルシェはふてくされているカケルとギンに尋ねる。
「あの“勇者”は、俺達の部屋で枕を抱いて寝てるよ。」
「拙者らは気絶してたけどね………。」
枕投げで気絶。
一体、“勇者”シドとはどんくらい強いのか?
というコトは今は心の片隅に置いていて欲しい。
「それで………これからどうするの?カケルちゃん。」
ビビが話を切り出す。
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