パン屋の僕とお姫様

パン屋の僕と……フレア国

あっ…そろそろパン屋の開店時間なので失礼しますね。

すいません、パン屋を一人で切り盛りするのって意外と大変なんです。

それから僕は朝早くに焼いておいたパンを棚のテーブルに並べていく。

…………

「よし、これでいいか。」

僕はパンを全て棚に並び終えた。

開店時間まではあと二分。

そろそろシャッターを開けてもいいな。

僕はそう思い、店の入り口を塞いでいるシャッターの前へと立った。

今日も全部売り切れるといいな。

そう思いながらシャッターを開けた。