パン屋の僕と……フレア国

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「レンのパン屋、開店しました。どうぞ皆さん入ってください。」 すると並んでくれていたお客様は続々と店内に入ってきてくれた。 それどころか僕の声を聞いてか、パン屋の目の前に広がる通りにいた人々までもが僕のパン屋に集まって来てくれた。 あまりにも多すぎて店がパンパンになりそうなほど買いに来てくれた人がいた。 「あっ…すいません。一列に並んでください。」 僕がそう言うとお客様たちは一列に並んでくれた。 毎日こんな感じなのでお客様たちはまるでわかっていたかのようにきれいに一列に並んでくれた。
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