一。

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チュッ―― 「ん…龍夜?」 額にキスすると、不思議そうに見上げてきた。 あぁー。駄目だ。止まんねぇ。 「お前が悪いんだぞ」 「…へ?なに……っ!…ちょ…龍…夜……んぅ」 裕兎が何か言おうとしたが、かまわずに深くキスをした。 「あ……ふぅ…ん…龍夜ぁ…」 潤った声で、俺を呼んでくる。 サワッ 「ひゃうっ!!」 俺は裕兎の腰を撫でた。 ただ撫でただけなのに…裕兎は敏感に反応してくる。 「駄目……龍…ぁあ…夜…学校…ん」 「今日は…休も?俺もう止まんねぇ」 「や…やだ!!」 ガシッ 「~~~っ、ひでぇな…血が出てきた」 「龍夜が悪ふざけするからでしょっ!天誅だよ!」 裕兎に噛まれた唇がズキズキと痛む。 腰を撫でていた手は叩き落とされた。 「僕は無遅刻、無欠席を目指してるんだ!最後の1年なんだよ!?絶対やってやるんだ!」 裕兎はガッツポ-ズをしながら言う。 「それに…」 「それに?」 「…朝から盛ってんじゃねぇよ!ばぁか!!」 バコ--ンッ☆ いったいどこから取り出したのか…2個目のピコピコハンマーで、おもいっきり頭を叩かれた。 俺の頭の上に、何人か天使が見えた…。 「早くしないと先行っちゃうから!」 仕方なく、俺も学校に行くことにした。 おあずけしやがって… 覚えてろよ。
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