別れへの…

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「だからその…なんだぁ」 頭をポリポリとかきながら口ごもっている 「俺はお前とのことを書こうと思ってる」 大将はたまに恥ずかしいセリフを吐く 俺には真似できないことだ 「おまっ…恥ずかしいなぁ」 チョット照れながら茶化す 「照れるなっての」 俺が照れ隠しで茶化すのもコイツはお見通しだ 付き合いもずいぶんと長くなる 「俺はお前と出会ってなけりゃもっと違かったと思う」 それを聞いて自分にも当てはまることだと思う 大将無しじゃ今の俺は成立してない 「物心つくより前から友達で…幼なじみっていうのか?」 「出会った時のことなんか覚えてないけど…やっぱこれも出会いじゃん?」
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