別れへの…

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確かにそうかもしれない うまく言えないけど出会っていなきゃ 友達としてはやっていないだろう… 「んで?」 考え込んでいるとなにかを聞いてきたみたいだ 「ん~」 俺は問いかけに答えられず唸ってみる 「どーすんの?宿題…」 「わからん…適当に書いてみるよ」 俺は父さんと母さんの事 友達…大将の事 それから学校や勉強のこと色々考えていたけれど“適当に”と、だけ答えた 「う~ん…」 『ガラガラガラ』 大将は何かを考えていたようだけどドアが開かれる音がした 先生が来たみたいだ 「おっ先生が来たみたいだぞ」 唸っていた大将に教えてやる 「ああ、じゃあ帰りにな」 俺の返事を待たずに軽く手を上げ自分の席へと戻っていく   …大将の席は俺とは少し離れている 俺の五つ後ろだ 近くの席が良かったけど席替えはくじ引きだから仕方がない 「では、来週の予定ですが…」 きずくと帰りのHRが始まっていた
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