ハロウィンの続き

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「呼べるかバーカッ!!」 ああ、なんて可愛いんだろ。 「じゃあさ、せめて俺と付き合ってくれるか教えてよ?」 「そういうのはキスする前に聞けっ! 俺もうお前のもんだから好きにしろ!!」 自棄になったように叫ぶと、そのままそっぽ向いてしまった。 「ねぇ、好きにしていいならエッチしたいんだけど?」 わざとからかうように言うと、また真っ赤になって叫んでくる。 「ば、ばかっ! こんなところでできるかよ!! 室内にしろ!」 唾が飛んでくるような勢いだけど、言ってることは俺に好都合そのもの。 飽き教室が屋上の近くにある。 二人の初体験は学校になりそうだね。 内心にやりと笑って、表面では爽やかに微笑んだ。
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