ハロウィンの続き

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「本気、ねぇ?」 にやりと笑って、俺は相手のお望み通りにキスをしかけた。 と言っても、あくまで触れるだけの優しいキスだけど。 「おまっ、こ、ここどこだと思って・・・」 「その教室で大胆な告白しちゃったのはだぁれ?」 ねぇ、俺がずっと好きだったなんて気づいてないんだろうね? 両想いだなんて、余裕な態度とは裏腹にドキドキしてたりするんだよ。 あはは、俺のキャラじゃないのはわかってるんだけど。 「あのなぁ・・・!!」 「ねぇ、俺達両想いなんだよ?嬉しくないの?」 呆れたように溜め息を吐くけど、嬉しいんだよね。 可愛いなんて言ったら怒りそうだから言わない。 いや、そもそもこんな可愛い顔教室のみんなに見せたくない。 でも、こんなに可愛い顔してるのが俺の恋人だって自慢したい・・・って俺達恋人になったって言えんの? 「お二人さん、先生きてるんだから席に座るか、教室出て行くか決めろよ?」
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