いざ告白!?

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(てかオィ、こんな軽くていいのかよ) あまりに事が上手く進みすぎているので疑いたくなる が、時間が止まっているということがこれは事実だと立証している 「キミ、今僕を疑ったね」 (こいつ心が読めるのか) 「だから僕がここに現れたんだよ」 (あぁ、そうか) 「わかった、俺は何も疑わない。だから過去でもどこにでも連れてって下さい」 直感…こいつからは逃げられないと思い 覚悟を決めた 「じゃあどこら辺に飛ばせばいい?」 「そうだな、俺はこの『性格』を直したい! だから…俺が少年野球を始めた5年前に戻して下さい」 (そうだ、昨日や1ヶ月前に戻ったってほとんど変わらない。それなら) 「大丈夫だね?」 「はい」 「じゃあこの時代にお別れを言わなくちゃ」 「あぁ Stay be long in my Memorys」 俺のこの内気な性格に対して皮肉混じりに言ってやった そう言った瞬間 いつの間に出したのかわからない木製の杖を天に掲げ 「キミに幸あれ」 目の前に光の扉が現れ 俺は吸い込まれるように 『消えていった』 「ちなみにー僕はーキミの物語にはもう出てこないからねー」 (それ先に言えよ、まだお礼言ってないだろ) そんなことを考えている内に光に次第に意識を持っていかれたのだった
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