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『でも、ちゃんとした王様が現れるまでのたんなる[ハリボテ]ですからね!』
銀華は、ねんを押すように強調して言う。
「はい!有難う御座います!」
余程嬉しいのかポロポロと涙を流し頭を何度も下げるブルーナ
『あのそれと、あたしの名前は、銀華だから』
ずっと十夜様って呼ばれるのはちょっと‥‥💧
「はい、銀華様」
エフリーも目に涙を浮かべて
恭しく頭を下げる
こうして、銀華の
[ハリボテの王様]
としての新たなる国がひっそりと誕生したのだった。
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