322人が本棚に入れています
本棚に追加
『兎に角、あたしはこのあとも見回りがあるから
カイ、この子達頼むわ』
そう言うと、銀華の横にいた幼なじみのカイに送らせる。
「へ~い、そんじゃ獣より怖い銀華がこれ以上怒る前に帰るぞ」
スッコーン*
小石がカイの額に直撃
『さっさと行け💢💢』
「っ~💦いて~(泣)分かったよ‥」
いそいそとその場を去るカイ達を見送った。
『は~危ないって言ってるのに何で分かんないかなぁ‥💧』
この辺りは多くの獣が生息する土地
そして我が国リソルと
お隣のホーク国との国境にあたる。
元々、国の警備隊が国境を守っていたが
経費削減を理由に
近くにあったゼッテン村に警備を押し付け
国に引き上げてしまった
そのため仕方なく、腕に覚えのある村人が
自警を作って守っているのだ。
.
最初のコメントを投稿しよう!