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担任「おはよー!昨日は三万勝ったぜー!」 いきなりパチスロの話題をし始めたのが、二年二組の担任、パッちゃん。本名は、横浜 健治【よこはま けんじ】。パチスロ中毒。 「おおぉぉぉ…!」 教室が歓声に包まれた。 パッちゃん「はっはっは!今月は勝ちまくってんぜ!! てな訳で、今日はすこぶる機嫌が上々なんで自習じゃ!!」 勝つといつも授業はやらず自習にするが、負けるとプリントをかなり沢山出してくる。 ちなみに数学教師。 この前は二週間で十万負けた腹癒せに、大学の入試を十年分解せやがった。 純「負けなくてよかったな」 純は美波の方を向いて言った。 美波「そだね。後で何か奢ってもらおうよ」 純「でもあいつ女子にしか奢らんがん」 純が不満そうに言った。 美波「純ちゃんにも奢らせるように言ったげる」美波はニッコリ微笑んで言った。 純「美波さいこー」 その後、美波が何をしたか知らないが、女子にしか奢らないパッちゃんが純にジュースを奢ってくれた。 何か鼻血出てた。 そんなこんなで昼放課。純は購買にパンを買いに行った。 純「んでよー、一平がよー、外人ともうヤッたっつーから驚きだよ」 純は隣を歩いている男に不満を漏らした。 「一平がねー…。お前なんて美波だけじゃん」 そう言って純をけなしたのは、純が北川に入って最初にできた友達である慎太郎。 通称チン太郎。 何故チン太郎かというと、フランス人が見たら思わず「アンビリーバボー」と英語を発してしまう程、素晴らしき一物を持っているからだ。
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