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俺が布団から足を出そうとした時、病室の扉が叩かれた
「誰だ…?」
「僕だよ。」
「!!」
今会いにいこうとした人物が扉の前に来ていた。
「入れよ…」
カインは下を向きながら部屋に入ってきた
俺は早速気になっていたことを尋ねた。
「カイン…なんで村を襲ったんだ?」
「それは言えない…。でも聞いて、僕は理由もなく人は殺さない。絶対に。
火をつけたのも僕じゃない!」
カインは顔を上げ、俺の知ってる碧い目ではっきり言った
「………信じてもいいんだな?」
カインは目を見開きながら俺の顔を見た。
「信じてくれるの?友達でいてくれるの?」
「カインは友達でいてくれないのか?」
俺は笑いながら聞いた
「…アルの両親を殺したのは僕なんだよ?」
「……俺…最近、あの人達の子供じゃないって知ったんだ…偶然なのかな?あの人達が死んでたとしても全然悲しくないんだ。あの人達の演技嘘っぽかったし、だから、そこは問題ない。問題あるとしたら…
俺はベッドを降りてカインの目の前まで歩き…………………カインを殴った。
お前だよ。」
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