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ガタッ!!
カインは俺が殴った衝撃で簡易椅子に倒れた。
「お前、なんで俺に何も言わなかった?!なんであの時俺を眠らせたんだよ!」
俺は怒鳴るように質問した
「…………」
カインは体制を立て直し、左頬を手で押さえながら黙った
「カイン!……答えられないのか?」
俺は無理に聞く気はない
だけど
今、聞かないと、カインが自分を追い込んで俺の前から消える気がしたから…
「ごめん…」
ガラッ
「「!」」
俺とカインはいきなり知らない男が入ってきて驚いた
「話は済んだかい?」
男は20代後半くらいの整った顔をしていて、柔らかそうな銀色のねこっ毛パーマに碧い目をしていて、うさん臭そうな笑顔でこちらに笑いかけていた。
いや、まだ全然すんでねーんだけど…なにいいタイミングで入ってきた感じで言ってんのこの人。つか、誰だよ?!笑顔がとってもうさん臭いんですけど?
(あぁ、駄目だ!頭が混乱してきた…)
「金髪の君、頭大丈夫?」
……馬鹿にしてんの?
「どうゆう意味ですか?つか、あなた誰ですか?」
最近俺、質問ばっかしてる気がする
俺は男を睨みながら聞いた
「あ;いや、倒れたときに頭うったみたいだから…」
あぁ…そうゆう意味ね……
つーか8歳児に睨み付けられたからって怯えるなよ
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