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ピンポーン...ピンポーン...
誰も出ない!
隆一は小さい頃に親が離婚して、母子家庭だったはず。
その母親も殺されてしまったのだから、隆一は今一人暮しだ。
やむを得ない、強行突破だ!…
無理矢理に玄関をぶち破った俺は、家の中で一つ書き置きを見つけた。
『この書き置きを誰かが見てくれる事を祈ります。あの日飲んだ劇薬のせいで、この身体は蝕まれていっています。もうじき、奴のものになるでしょう。そうなった後は、どうする事もできません。それでも、どうにかしてくれる事を願います…』
………
この書き置きがあって、隆一が家にいないって事はもう…
ええい、とにかく前を向かなければ!
【奴】って誰だ!?
劇薬って!?
手掛かりは…
俺は隆一の家の中を探し回った。
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