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震えるような恋の神話
一期一会 私はこの奇跡に感謝する 何億年からの人の所業 その時私は君をねめつける不実利的に 君は逸らすこと無く圧すること無く真正面から受け止めた ここからは共有する空間 君が好き 短絡的なんかじゃない 理屈なんて無い こんな私を知覚する 間違いなく君は雑踏の凡俗じゃない きらめきが躍動するのが見える 何もかも観念を受け止めて抱えいだく素敵な資質は隠せない 私もそう だからシンパシーを感じる まごうことなく秀逸 端から鷹揚とは違うけれど 目障りな取り巻きを排除したいと凶暴な心がざわつく 君だけを敏感な身体で味わいたい 震えてしまう その色気に 気が触れたかのように君に蹂躙したい 一方がゼロでゆだねて 一方が与えることは合理的とは言えない 凹と凸と一線を画すゼロとゼロの重層な恋 人間の真意は空だから無の中で限り無く混ざりあい折衷して愛が生まれる 君と私は魂を相剋するだけ
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