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退廃的回顧
きっともうこれは不可知の悲運 みんな同じベクトルで鼓舞してる でもこの虚空は時間すら未知数 やけに感傷的に いや 自嘲をしているのかこんな日が続いている 欲があるなら今自分に出来ないことを他より高い完成度で成し遂げたい 感じ得ないことを感じたい 万象の模倣にも勝るような叡智を手にしたい でもこんなことを口にしてみてもちっとも憚らないしそして叶わない このもやもやが何なのか解らない 求道と言えば聞こえはいいかもしれない 実際 常々それで言い逃れて来た バカバカしい これ以上戯けた事も無い 本当にもう勘弁して欲しい 誰に苛立ちをぶつければいいの? 際限なく怒れる気持ち 稚拙な表現力に血が昇る 五体満足で生涯の目的は達成してるの 何に起因してるのこの激情は 煽りを受けてピエロになってただけ みっともない本当に軽薄なヤツ 同じように 斜に構えて尊大さを繕うけど 唐突な悪辣に窮する 痛みと憎しみが頭の中で反響する 私の敵は誰?
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