3133人が本棚に入れています
本棚に追加
たまらず、屋上から脱出して湯澤と共に学校をサボッてしまった。
そして、例によって例の如く海に・・・・。
誰も居なくて落ち着くんだよな、此処が一番。
そんな事を思いつつ、浜辺に近い階段に座り、目を閉じ、耳を澄ました。
引いては寄せる波の音。
「・・・・総長」
「ん?」
「ちょっと・・・・」
ただならぬものを感じて、目を開けると。
少し遠くに黒い集団が居るのが見えた。
「なんか、やばそうだな・・巻き込まれる前に帰ろうか・・・・」
下手に絡まれるより先に引き上げる方がいい。
「煉」
階段の上から聞き覚えのある声がした。
最初のコメントを投稿しよう!