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「えッ・・・・謐サン!?何で此処に?」
「ごめんね、つけてきちゃった」
笑顔なのに、怖いと感じた。
サングラス越しに見える青い瞳が冷たい光を帯びている。
「・・・・俺、もう帰らないといけないんですが」
「煉、ちょっとだけ付き合って?」
「・・・・」
黒い集団は・・・・・やっぱりスーツのご一行か。
「ね、手間は取らせないからッ」
「湯澤、先に帰ってて」
俺にだけ用事があるっぽいし、湯澤が居ると状況が悪くなりそうだな。
「ですが」
「大丈夫、親戚だから」
張り詰めた空気が漂い、湯澤は頷くとバイクにまたがり発進するのを確認して、謐サンの車に乗った。
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