俺にはお前だけ

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「・・・・勝負しようよ、雪成。君が勝ったら諦めて上げる」 「ーーーー何で勝負をするんですか?」 答えなんてYesに決まってる。  ーーー例えどんな勝負でも受ける。 「ロシアンルーレット」 周りが絶句した。  「分かりました」 迷う理由なんて何も無い。 「雪成ッ、止めなさい!!」 母親の制止を振り切り、謐叔父サンからピストルを受け取った。  絶対死なないから。 煉を連れて帰るよ。 “死なない” 何故か妙な自信があった。
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