秘密

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・・・ヤバい・・・『さん』を『たん』と言ってしまった・・・。 恥ずかしい・・・ 引いたかな猫田さん・・・ 「ぷっ」 「えっ?」 なぜか彼女は笑った。 「アハハハ、『さん』を『たん』って言い間違うなんて・・・!」 なんかツボにはまったらしい・・・・・ 引かれなかっただけましか・・・・ その後、オレと彼女はいろんなことを話した。 お互いの趣味とか、友達の話、 とにかくたくさん話した。 気が付くともうあたりは真っ暗になっていた。 ケータイを開くともう7時になっている。 「もう遅いし、帰ろうか・・・・」 「そうだね。帰ろっか。」 オレは帰ろうとして屋上のドアに手をかけた。 「・・・ん?」 おかしい・・・ いつもなら普通なら簡単に開くはずなのに・・・ ・・・まさか・・・・ 後ろから声がする。 「どうしたの?」 「…い・・」 「?」 「・・・開かない・・・。」 「えぇ――――――――――――――――――――――――――――――っ!!!!!!!!!?????」 オレと彼女は誰もいない学校の屋上に取り残されてしまった。
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