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・・・・・・・・・・どうしよう・・・・・・
もう夜の8時をまわっている。
頼みのケータイで学校に電話をしても、全くつながらない。
もう先生たちはもう誰一人としていないらしい。
「・・・ねぇ、これからどうするの?」
「・・・本当にどうしようか・・・?」
軽い沈黙が続く。
・・・・しかし、本当にこれからどうしよう・・・
どうやって帰ろうか考えてるうちに、もう9時になっている。
「・・・だいぶ冷えてきたね・・・。」
もう4月とはいえ、まだ夜は冷える。
「・・・そうだね・・・。」
彼女は手をこすりあわせながら言った。
彼女が寒そうにしていたので、
おもむろに学ランを脱ぎ、彼女の肩にそっとかけた。
「えっ?」
「さ、寒いだろうと思って・・・。」
「でも・・・。」
「いいから着ろ!!」
あっ、ヤバ・・・強く言い過ぎた・・・。
「あっ、ご、ごめ…「わかった・・・。」
どうしよう・・・。
いまだに屋上から出られないし、
さっきの会話でなんかギクシャクしてるし・・・。
すると彼女がいきなり言ってきた。
「ねぇ、いつまでこうしてるつもりなの?」
「さぁ・・・・。」
オレは少しごまかした。
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