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「そう・・・・。」
不甲斐ない今のオレに幻滅したかな・・・・
「・・・・じゃあそろそろ帰ろうか!」
「えっ!?」
そう言うと彼女はオレの手を握った
というか掴んだ。
「えっ!?ちょっと?」
「ん?何?」
「か、帰るって、ど、どういうこと!!??」
彼女に聞いてみる。
「どうするって決まってるでしょ。」
「・・・それって、まさか・・・・」
「そう、そのまさか。」
オレが想像したのは・・・・
「じゃあ行くよ。しっかり掴まっててね。」
あ・・・オレの想像を無視しないで・・・。
そう言うと、彼女とオレは満月が綺麗な夜の空へと飛んだ。
ふと下を見ると・・・
「・・高ぁっ!!!!!!!!!!!」
ミミさんは軽く5メートルぐらいはジャンプし、さらに学校の屋上からの高さも加わり、20メートルあるだろう。
オレが落ちる真下にはたくさんの木々が並んでいる。
ああ、オレ死んだな・・・・
16歳にして走馬灯が見えた。
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