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まさか自分の考え?いや、記憶が本当だったのか・・・?。
しかし、その話が本当ならミミさんは一体・・・?
まあとりあえず一刻も早く帰らないと・・・。
「まあ、無事に下に降りたみたいだし、帰ろっか。」
「待って・・・。」
とっさにミミさんがオレの腕を掴んで引き止めた。
「ん?」
「お願いがあるの・・・。」
願い?一体なんのことだろう・・・。
「何?お願いって?」
「今日のことは内緒にしてて・・・。」
「今日のことって?屋上に閉じ込められたこと?」
ミミさんが驚いた表情でオレを見る。
その目が『えっ?覚えてないの?
さっきのことを?』
とでも言っている気がした。
「・・・ううん、覚えてないならいいの。
それじゃあまた明日・・・。」
「? あ、ああ、また明日。」
このなんか変な感じがしていた会話が終わるとミミさんはさっさと帰ってしまった。
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