秘密

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教室に入ると彼女の姿はなかった。 どうしたんだろ・・・ 彼女の心配をしていると担任が教室に入ってきた。 「は~い、みんな席に着け~。」 クラスメートが一斉に席に着く。 「は~い、みんな初めまして~ 23ページにしてやっと出てきた美人教師 桜井さより よ~。」 クラスメートの一人が言う。 「先生~。なんで一週間経ってるのに改めて自己紹介するんですか~?」 「いいのよ~。 作者と小説の都合上こうするしかなかったんだから~。」 これは言っていいのか? まあ別にいいけど・・・・。 「は~い もうそんなことは置いといて、出席をとるわよ~。」 担任が辺りを見渡す。 「よし、誰も休んでないわね。」 いや、よく見ろよ・・・あんたの真ん前に空いてる席があるだろ・・・。 「先生~僕らのアイドル 猫田ミミたんがいませーん。」 さっき担任に質問したやつだ・・・ ってか 《ミミたん》って言った・・・!? こいつオタクか・・・!! 昨日のオレとこいつが今一瞬かぶった気がする・・・。 「あぁ~、そうだったわね~。 すっかり忘れてたわ~。」
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