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話は着いた。
光夜は快く協力を承諾してくれた。
姉の桜舞も参加してくれる事になった。
問題のビリーだが…
会う事は出来なかったものの
光夜と桜舞が計画決行の日には
必ず連れてくると約束して館を後にした。
だいぶ日も落ち辺りは
薄暗くなり始めていた。
なしぇるの館に
引き返す道中に先導する小梅がポツリと…
「ビリーはね」
「凄いんだよ」
「戦士っていう、最前線に居ながら戦略も練れるんだから」
「きっと来てくれたら…なしぇるは嬉しいと思うな」
その後ろ姿を見ながら由紀恵は
『(小梅チャンは…なしぇるが好きなのかしら?ビリーもまんざらでもない様だけど…)』
などと
他愛ない事を考えられる自分が今あるのは
争いの無いうちだけだろうという思いに耽っていた。
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