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「まぁまぁ、トラも気になるんだろ? ならいいじゃないか」
「それにご主人様はコレの使い方を間違ってるんですから。他人のために使ってどうするんですか。ちゃんとご主人様のために使わないとメッ、ですよ?」
なにがメッ、だ。怪しい格好しやがって。
と、竜巳は自分を棚に上げて皇恋(スメラギレン)を睨む。
睨みつけられた恋とその隣にいる東武久(アズマタケヒサ)も、竜巳と美鶴には劣るがやはり怪しい装いだ。
普段はかけないメガネなぞをオシャレにかけやがっているが、サングラス野郎共と一緒に居るためにせっかくのメガネも怪しさ際立たせるアイテムになってしまっている。
ちなみに武久は黒縁、恋は青縁メガネだ。フェチには堪らないね。
そして恋の言うコレとは恋路日記の事である。
だいぶはしょった言い方になるが、この日記に名前を書かれた人の恋路が書き記されていく――と、大体そんな感じのプライベートガン無視のアイテムである。
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