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営業職の俺は 会社の車に乗り込んで 取引先を回る
それは 午前の仕事を終え 住宅街の外れにある公園の駐車場で 仮眠を取っていた時だった
コンコン…
窓をたたく音で 目が覚めた
「ん…」
コンコン…
誰だ?お巡りか?
体を起こそうとした瞬間だった
ガッシリと 何かに体を掴まれて動けなくなっている…
冷たい汗が ジワリと脇を這う
嘘だろ…?
まっ昼間だぞ…
動かない体で かろうじて目だけを動かし 自分の体を見てみると
車のシートに体が埋まるんじゃないかと思うくらいの力で押さえつけているのは
真っ白い2本の腕だった
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