予感

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「!?」 窓越しに見えた 反対側のホームの 正面に立っている女が 何故か俺を見てニヤリと笑った 俺は思わず目をそらす ハセが何か言っていたが その一瞬聞こえなかった 胸がドキドキする… なんだよ これ… 「ヒロ?聞いてる?」 ハセの問いかけに ハッとした 「あ あぁゴメン 聞いてなかった」 「んだよ だからさぁ…」 ハセの言葉を横目に もう一度 向かいのホームを見ると その女はいなくなっていた なんなんだよ… 胸にざわつく 言いようのないイヤな予感に襲われながら 俺の乗った電車は ホームを後にした…
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