玉手箱、出会う

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は…はははは恥ずかしい…もうこの場から消え去りたい。俺の存在全否定された。 優香がポツリと「ごめんなさい…」と言った。 それが余計ショックで、俺は居酒屋から飛び出した。 外は大雨。真冬の雨が俺の体から体温を奪っていく。 でもそんなの関係なしに走り続けた。 あれだけ言われて言い返せない自分にも腹が立つが、皆何も言わないって事は山田邦子の言ってる事が全部本当なんだよな… 俺は今まで全てプラスに受け止めてきた。というよりごまかしてきた。口が魚類臭いと言われても、一週間前に餃子食ったからだとか、ハゲてると言われても、今は生え変わりの時期なんだとか… でも心の中では、泣いていた。認めてしまえば全て終わってしまう気がして… 雨に打たれながら、俺は涙を流していた。 やっぱり合コンなんか行くべきではなかったな。俺みたいな奴が女と話そうとする事自体おこがましい。 しかもあわよくばセツクスだなんて考えていたしな。 パンツまでビショビショだ。 寒い… (あんたなんか好きじゃないんだからねっ//あんたなんか好き) メール着信音が鳴った。 ん?メール? どうせ迷惑メールだろな…
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