第①話

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「……ごめんね。」 さくらの部屋に入って話をする事にした。 「さくら大丈夫…?」 泣いてたから目が凄く腫れている。大丈夫かな…? 「もう平気…ありがとう。急にごめんね。」 切ない表情で涙をこらえて頑張っている。 「何があったか分からないけど泣きたい時は、泣いた方がいいよ。」 さくらは頑張り屋さんだから自分1人で何でも抱え込んでしまう。 …私は何にも出来ない…。 「…大丈夫。裕紀とは別れる事にしたよ。」 あんなに大好きだったのにどうして…? 「裕紀の事は今でも大好きだけど裕紀の為にも…必要なんだよ。」 好きなのに別れなきゃいけないものなの…? 「裕紀と私じゃ釣り合うわけがないもん。」 .
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