4人が本棚に入れています
本棚に追加
同じクラスだからこそ気まずいみたい…。
また会ったら好きになってしまうから-。
「しお、ありがとう。明日も学校休む。」
明日は、球技大会…。
「おい、テンション下がる顔してんじゃねーよ。」
誠くんにデコピンをされる。
「いっ…つたぁ~っ。」
「もう少し可愛い反応出来ないのかよ。」
すみませんね。どうせ可愛いくないですよーだっ!
「さくらって奴の事を気にしてるんだろ…?」
えっ!?何で知ってんの。
「裕紀と春紀は兄弟だし俺ら従兄弟だから。」
い、いとこって…聞いてないんだけど!
「アイツらは婚約者いるし坊ちゃまだし、さくらとか言う奴と許されるわけがないからな…。
ある程度のお嬢様じゃないと付き合いなんて親は反対すんだろ。」
……さくら…。
「でも…お前が心配しなくても裕紀は大丈夫。
アイツには、あの女しかいないって今から分からせてやるから。」
コイツ…何するんだ!?
「ほ~ら来たじゃん」
右を向くと、さくらが来ていた。学校休むって昨日言ってたのに…。
「今日は、球技大会だぞ?この機会を逃せねーだろ。」
…敵に回すと怖いな…。
.
最初のコメントを投稿しよう!