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球技大会が始まった。初戦から私のクラスと誠くんのクラスだ。
「さくら…大丈夫?」
さくらの隣に行き一緒に見る事にした。
さくらは何も話さずに試合に集中している。
やっぱり裕紀は凄い…。
「…かっこいい。」と小さい声で、さくらが呟いた。
試合は、順調に進む裕紀が大差を点ける。
「えっ…う、そ…?」
誠くんがシュートした。それから誠くん達のペースになって来た。
「裕紀大丈夫かな…?やけになってるよ。」
さくらは心配している。
「…負け…た…。」さくらの一言が耳に入った。
私達のクラスは負けた。
「裕紀負けちゃったね。」
「うっせーな…。」
「今のお前は、最高に格好悪いと思うぜ。」
誠と裕紀は、喧嘩になっていた。
「お前は、余裕なさすぎなんだよ!
今まで応援してくれる大切な奴がいたから頑張ってこれたんじゃねーの!?」
裕紀は、あの女じゃなきゃダメなんだって。
「親が、どうとか関係ないんじゃね?
お前ら自身の問題だろ。好きなら後悔すんな。」
「…お前ウザイな…。」
バーカ!知ってるっつーの。
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