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誠くんと裕紀が私達の所にやって来た。
「…さくら、俺らのクラス負けちゃったよ。」
裕紀は、久々にさくらに話掛けた。
「うん。でも裕紀はやっぱり格好良かったよ。」
裕紀は照れている。やっぱり、この2人はお似合いのカップルだよね。
「俺ら邪魔みたいだし違う所に行くか。」
誠くんは耳元で小さな声で囁いた。
「いっ…つたぁ~い。」
誰もいない屋上で何故かデコピンされる。
「痛いな、バカっ!」
「お前はお人よしだな。」
誠くんの方が、お人よしだと思いますけども。
「約束忘れてねーよな。」
…約束って何だっけ。
「俺が勝ったら何でもしてくれるんだろ…?」
そのニヤニヤ顔を辞めて下さい…。
「やっぱり…「辞めるはなしだからね。」」
うぅ…。何であんな約束したんだろう。
「うっわあ~っ。」
急に抱き着かれる。
「ちょっと辞めてよ。」
「いいじゃん。」
「よくなーい!」
「煩い。黙ってて。」
「……っ」
「マヂで好きすぎる。」
コイツよくも平気で抱き着きながら言えるな///
マヂで栞が好きだ…。
毎日見てるだけじゃダメになっていた。
見てるだけでいいと思っていた。
けれど益々可愛いくなってきて誰かに取られるんじゃねーか?って不安で仕方なくなっていた。
栞と付き合いたい。俺だけのにしたい。
やばいくらい好きだ。
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