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「副会長が来たよ…。」
朝から学校に行けば…。
「キャー」とか「カッコイイ」とか煩いっつーの!
「そういえば、副会長の誠くんって女の子といるの見た事なくない…?」
そう言えば、そうかも!
けど、自分には関係ない。
「実は裏があったりして」
こんな冗談まじりな事がホントの事だなんて今の私には分からなかった。
「…春紀先輩だ…。」
生徒会長の春紀先輩がひそかな憧れ。笑うとえくぼ出来るし優しいし…もう全てが有り得ない!
「しおって見てるだけでホントにいいの…?」
憧れなだけだし、好きってわけでもない。
「うん、いいの。いいの。」
けど、春紀先輩と関わる事になるなんてね…。
「誠くんって、しおの事好きって噂あるよね。」
はぁ…!?なんで急にそんな事言うんだか…。
「…クラスだって違うし話もした事あんまないのに有り得ないでしょ。」
「だって、何でクラス正反対なのにわざわざ誠くんは私達のクラス通るわけ…?」
そんなの知らないよ…。
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