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やっと、放課後だぁ…。
図書室に行かないと。
「やっぱり落ち着く。」
この匂いホント好き。
何の本を読もうかな…?
「んー、取れないよ…。」
こうゆう時に背が低いと読みたい本が取れないから面倒臭いなぁ…。
「…はい、どうぞ。」
背伸びをしている私の後ろから、大きな手が延びてきて…。
「は、は…春紀先輩…。」
うわぁ~…ニコッて笑う先輩カッコイイよぉ…。
慌ててお礼を言う。
「お礼を言うなら、誠に言ってくれないかな…?
たまたま図書室通りかかったら君が必死に本を取る姿見えたみたいだから。」
ん…?だったら誠くんが来ればよかったじゃん。
「宮崎 栞さんだっけ…?
少し時間あったら生徒会室に一緒に行こうよ。」
私は「はい」なんて一言も言ってないはず…。
何故か強制で生徒会室に連れて行かれる。
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