4人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
覚悟してね。って言われても何を覚悟するのよ!
「…はぁ…メンドイ。」
教室は天国だよぉ…。
「しお~、どうしたの?」
「うーん、なんか疲れたから後で話すよ。」
ホントに色々と疲れる。
放課後の図書室だけが癒されるわぁー。
「また、図書室かよ。」
疲れる原因が来た…。
「どうでもいいでしょ?
私を1人にさせてよね。」
「俺は、お前といたいから来たのに…つめてぇ。」
はいはい。勝手に言って下さいなぁ。
「あのさ、今度の球技大会カッコイイ姿見といて。」
ニコッと笑う誠くんに少しだけドキっとした。
「見ません!絶対にね。」
「お前のクラスと初戦だから見に来いよ。」
げぇっ…初戦とか…。
「サッカーだし裕紀もだろ?なら、さくらって奴も来るんじゃねーの?」
コイツ汚い…。さくらは煩いから断る事が出来ないの知ってる…。
「どーせ、俺が勝つし。」
裕紀は現役サッカー部なんだから負けるわけない。
「俺が勝ったらご褒美ちょーだいよ。」
「何でもしてやろーじゃないの。」
裕紀は強いんだから。
「楽しみにしてる。」
そう言って誠くんは何処かに行ってしまった。
.
最初のコメントを投稿しよう!