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「先輩………。」 「あぁ…。早川さんって52歳だったんだな。まだ若いのにな…。」 「あっ、いや、先輩っ、注目点はそこじゃないっしょっ」 坂下は苦笑いを浮かべながら北村を見た。 「今のニュースでは自殺と他殺の両面でって言いましたよね? それに、拳銃の事には何一つ触れてはいなかった…。」 「あぁ本当だ。」 「あぁ本当だ じゃないっすよ! あの谷って刑事は自殺って言いきったんすよ?」  「そう言われればそうだな…でも、警察の威信に関わる事だけにそこまでは公表出来ないんだろ。考え過ぎだって…」 「考え過ぎですかねぇ。」 その時、丸山の無理矢理とも取れる咳払いで二人は再びデスクに戻った。 丸山は『仕事しろ』って目で坂下を睨んだ。
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