261人が本棚に入れています
本棚に追加
/115ページ
男は自分の‘作品’を満足気に眺めたあと再びバッグの中に手を入れた。
取り出した物はロープと同じ色の赤い首輪 チェーンも付いている。
「も…… もう、やめて…」
男は聞く素振りも見せずに女に首輪をはめている。
革のヒヤッとした感覚が首を伝わった。
「大方、貴女がしているのは保険金絡みの何かだろう? そんな貴女を徹底的に調べあげる事だって出来るんだよ? 俺の言う事を聞いていれば悪いようにはしないと言ってるんだ。」
不敵な笑みを浮かべた。
「賢い貴女ならどっちが良いか分かるよな?」
女は観念したかのようにコクリと頷いた。
最初のコメントを投稿しよう!