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「ええ、そうだと思いますが……。」
坂下の目は既に輝いている。
「それって、裏返すと先輩の顧客の死とその刑事さんの死が何かしら繋がりがあるって事じゃないですか？ 何故、いちいちそんな事を先輩なんかに？ あの谷って刑事、何か掴んだんですかね？ 拳銃で頭を打ち抜いて、しかも見つかった翌日に自殺って片付けるは早すぎませんか？」
再び眉を寄せる北村
「おい！その『なんかに？』はやめろ！ ばか！」
丸山はデスクについていた手を腕組みに切り替え、坂下に言葉を向けた。
「まぁ、警察がそう言うんだ、それ以上の詮索はするな。余計な事に首を突っ込むなって事だろ。それに、俺らは警察でもなけりゃ探偵でもない、ただの保険屋だ 後は警察に任せろ……」
「はい…すんません…」
坂下は肩をすぼめたが目の輝きは消えてはいなかった。
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